をクリックすると、スクリプト ウィンドウが開きます:
スクリプト ウィンドウ上では、既存のスクリプトをテキスト欄に読み込んだり、いま開いているプロジェクトに対して実行できます。スクリプトをカスタマイズする手順は、次の通りです:
左側のスクリプト一覧から目的のスクリプト名をクリックして、編集ウィンドウに読み込みます。
下部にある「1」から「12」のどれかのボタンの上で右クリックし、[スクリプトを設定]を選びます。上の画像では、2つのスクリプトがすでに(ボタン「<1>」と「<2>」に)設定済みです。
数値ボタンを左クリックすると、そこに設定されているスクリプトを実行できます。またCtrl+Alt+F#(# は 1 から 12)を使うことでも、同じようにスクリプトを実行できます。
メニューからスクリプトを選んだり、割り当てられたショートカットキーデフォルトでは、スクリプトファイルは「scripts」フォルダーに格納されています。このフォルダーは、OmegaT のインストール先フォルダー(OmegaT.jar ファイルを含む)の配下にあります。
このフォルダーに新しいスクリプトファイルを追加すると、スクリプト ウィンドウの一覧に表示されます。
以下のスクリプト言語は、最初から使える状態になっています:
Groovy(http://groovy.codehaus.org):Java 仮想マシン向けの動的言語です。構文的に Java との互換性を最大限に保った上で、さらに Python や Ruby、Smalltalk に触発された強力な拡張機能を持ちます。
JavaScript(JS と略すこともあり、Java とは無関係):プロトタイプ ベースのスクリプト言語です。動的で、弱い型付け、ファーストクラス関数などの特徴を持ちます。オブジェクト指向、命令型、および関数型プログラミングのスタイルをサポートする、マルチパラダイム言語です。Firefox のような人気のあるプログラムで利用されていることから、とりわけオープンソースの分野で普及し好まれています。
すべての言語から、プロジェクトを先頭のオブジェクトとする OmegaT のオブジェクトモデルにアクセスできます。次に示すコードスニペットは、現在のプロジェクトから全ファイルの全分節を走査する groovy スクリプトの例です。このスクリプトは、もし訳文が存在していれば、その分節の原文と訳文を出力します:
files = project.projectFiles; for (i in 0 ..< files.size()) { for (j in 0 ..< files[i].entries.size()) { currsegment = files[i].entries[j]; if (project.getTranslationInfo(currSegment)) { source = currsegment.getSrcText(); target = project.getTranslationInfo(currsegment).translation; console.println(source + " >>>> " + target); } } }